エンジニアの日々精進

仕事で感じたことや考えなどを振り返ります

エンジニアが仕事で身につけるべき柔軟性

エンジニアは変化が大きいIT業界において、常に柔軟な対応が重要になります。エンジニアはプロジェクトチームの中で仕事をしますが、チームで行動しながらも作業的には1人で行うことが多いです。そうなると、フリーランスであっても企業に勤めていても孤独になるケースが少なくありません。そのため、思考がマンネリ化し、なかなか躓きから立ち直ることができなくなってしまう場合もあります。こんなときほど柔軟な考えを持ち、視点の切り替えや見る角度を変えてみることが必要になってきます。

また、エンジニアにはトライ&エラーが仕事上ついて回ります。この場合も、エラーに負けない精神力や忍耐力を持つことが大切です。エラーに負けてしまいトライすることに恐れが出る場合もありますが、忍耐強く乗り越えていかなければなりません。忍耐力というのは、柔軟性のある心から生まれます。エラー時にも負けない心は、柔軟な思考が必要です。次にはきっと成功すると信じられる心を持って、新たにトライしていきましょう。

そして、エンジニアはスキルや経験が重要ですが、経験値が上がると自分の決まったやり方や過去の成功にとらわれて前に進めなくなる場合もあります。エンジニアは常にチャレンジ精神を持って進んでいかなければならないため、柔軟な姿勢で開発に取り組んでいく必要があります。こだわりが強く出てしまうときは人の意見にも耳を貸し、新しい挑戦をしながら視野を広げていきましょう。

どんな種類の開発手法がある?

開発手法にはアジャイル型開発やプロトタイピング型開発、スパイラル型開発など様々なものがあります。アジャイル型開発のagileは、英語で機敏や俊敏の意味があります。アジャイル型開発はスピード重視の性質を持ち、上流工程から下流工程までを小さな機能順に進む手法です。そのため、最終結果が完了しなければわからないウォーターフォール型とは異なり、それぞれの機能順に結果を確認できる点がメリットと言えます。また、およそ1ヵ月もあれば企画からテスト検証まで可能で、次の機能に進むことができるためスピード重視のクライアント向けでもあるでしょう。

そして、プロトタイピング型開発とは、試作品(プロトタイプ)を開発の早期に作り上げ、クライアントに確認やヒアリングをすることが可能となるので、時間的ロスを最小限に抑えることができる手法です。試作品の存在によって、プロジェクトチームにとってもクライアントにとってもプロジェクトの大まかな全体像をとらえることが可能になります。

スパイラル型開発は、一般的に大規模なプロジェクトで採用されることが多いです。スパイラル型開発は、設計、実装、テストといった工程を繰り返しながら進行する手法です。小さな機能を進めて試作品を作成しつつ開発していきます。スパイラル型開発は、小さな機能ごとに区切って確認を続けるので細かな部分の変更も対応でき、クライアントの意見や要望を取り入れやすいのが特徴です。